通関士 合格体験記 K.Yさん 兵庫県明石市 50代 男性
(通関士総合講座(レギュラーコース)、通関士総合講座(ロングコース)など)
私の合格体験記
受験動機:
当時勤めていた会社の国際営業部に配属されたのがきっかけで、
前から関心のあった通関士の取得を考えました。
また、万が一職を失ってもいいように保険の意味もありました。
受験回数:
独学で3回。
学校に入ってから4回の計7回。
学校選定の理由:
家から通える範囲で探しました。
よって三ノ宮周辺。
次に費用。
出来るだけ安い所を条件に検討しました。
最初に見つけたのが、
神戸大阪通関貿易教育研究社でした。
電話でアポを取り見学へ。
斎藤先生は想像していたより若い方でしたが、
熱意が感じられ、
説明も理路整然と話されるので、
信頼できる先生と思い入学を決意しました。
1年目:
6か月のコースで基礎から分かりやすく教えてもらい、
質問も即座に答えてくれるので効率よく学習できました。
それなりに独学で知識があると思っていましたが、
中途半端に理解していたのを実感。
そして本試験。
自分では手応えを感じましたが、
結果は不合格。
業法、関税法は6割以上取れましたが、
実務の申告書に時間をとられ、
他の問題を駆け足で解いて、
正解できる問題を落としたのが原因と思われます。
輸入申告書はボロボロでした。
2年目:
再チャレンジコースでリベンジを図りました。
申告書講座のほか課税価格の講座も活用。
関税協会の模試では、
合格圏内のB判定をもらいながら不合格。
実務での時間配分とマークミスで完全に失敗しました。
申告書に時間にとられ見直しできず、
問題と記入した解答がずれているのを気が付いたのは、
終了1分前でした。
業法、関税法はクリアできました。
3年目:
このころは予期せぬリストラによる転職、
親の介護など環境が激変。
どういった勉強をしたのか記憶がありません。
試験は受けましたが、不合格。
4年目:
転職先の業務に必要な資格取得のため、
受験出来ず。
合格率20%の時でした。ショック。
5年目:
貿易とは関係ない業界で働いているので、
どうしようか迷いましたが、
やはりあきらめきれず受験を決意。
新しいテキストと問題集は電子書籍版にし、
タブレットでどこでも勉強出来るようにしました。
あまり費用をかけられないので、
合同テスト、
各種講座を活用することにしました。
4回の合同テストの日まで各科目を仕上げる計画で、
学習を進めました。
1年近く勉強を中断していたので、
予想以上に忘れていました。
問題集をどんどんこなして、
問題を間違えたらテキストで確認。
しかし問題発生。
加齢のせいか、
記憶力、集中力がもたず、
問題の読み間違いが多発。
10問中3問くらい落としていました。
また正直、過去問に飽きてきました。
色々対策を考えた末、
思い切って教材を過去に使用した学校オリジナルの問題
(過去の講座や合同テスト等)一本で学習することにしました。
学校の問題は過去問に比べて難しいため、
新鮮味があり飽きずに取り組めました。
正解、不正解にかかわらず、
解説は熟読し、
どうしてそうなるのかを理解しました。
あとは「どこでもできる通関士2018」を使って記憶を定着させました。
申告書対策も学校の講座で使用された最新の問題を、
時間を計りどれくらいで終わるか厳密に測定しながら解答。
時間配分に気を配りました。
今回は申告書以外の問題、
中でも計算問題を落とさないよう対策を練りました。
課税価格の対策では、
税関のHPの質疑応答事例を時間があればチェックしました
自分にはテキストで学習するより、
実例をあげて簡潔にまとめてある質疑応答事例がよく理解できました。
今回の試験は、
過去の失敗から実務に関しては申告書を後回しにして計算、択一、複数選択に時間をかけ、
出来るだけ点を落とさない作戦を立てました。
こう書くと順調に勉強したかと思われますが、
6月は職場の資格試験のため1か月勉強を中断。
7月合同テストは下から数えて〇番目。
9月は再びリストラの危機に見舞われ勉強どころではありませんでした。
先生、その節はお手数をおかけしました。
結果:
自己採点で業法、関税法は7割取れていましたが、
実務がギリギリでした。
複数選択は全滅。
輸入申告の品目分類では1問のみ正解でしたが、
輸出申告、輸入申告の計算問題(全問正解!)、
択一(3問正解!)と計算問題(凡ミスで1問アウト)、
課税価格(勘違いで1問アウト)で首の皮一枚でつながっていました。
合格発表まで本当に長かったです。
結果合格!
合格基準引き下げのお陰ですが、合格は合格です。
合格を知った時はへたり込んでしまいました。
最後に:
50代は、記憶力の低下が顕著になり、
せっかく覚えても次の日にはきれいに抜けている事も度々でしたが単に暗記するのではなく、
理解し納得すれば意外に記憶に残ります。
私には過去問を回すより丁寧に、
理解するほうが向いていました。
勉強も今まで行っていた学習法を繰り返すより、
思い切ってやり方を変えたほうがいい場合があると思います。
不合格が続くと、もう合格しないのではないかと諦めかけますが、
諦めないでよかったです。
次は、語学のスキル、
貿易実務のブラシュアップを計り、
通関士の資格を生かせるよう頑張ります。
50を超えたおっさんですが、
通関士試験合格は大きな自信になりました。
斎藤先生、長い間本当にありがとうございました。
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